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【趣味】描くのが辛い時の処方箋-絵を描く人へ-

uca.
uca.

描くことが好きで、楽しかったはずなのに、
いつの間にか辛い、しんどいに変わってしまった。

そんな経験をしたことはありませんか?

ぶっちゃけ私には描けば描く程辛くなる…
そんな時が何度もありました。
今でも物理的に描けない時は
焦って落ち込んだりもします。

ではそんな時、どう向き合っているのか。

今回は、絵を描いていると陥りがちな
描くのが辛い時の対処法をまとめてみました。

その前に。

描くのが辛くなってしまうと、そこから抜け出すのは大変ですよね。

もし、しんどくなる前にできることがあったら…

そんなことを教えてくれる人が絵を描き始めた頃にいたら
どんなに良かっただろうなと私が思う
オススメの方法を反省も込めてこちらにまとめています。

uca.
uca.

既につらいな…と感じている人でも今日から始められて、
続けていくと気持ちも体調も整って行くことばかりですので
興味がある方は読んでみてくださいね。

好きなのにツラい…お絵描きあるある

描き始めた頃はあんなに楽しかったのにな…

そんな風に落ち込んだこと、ありませんか?
私は何度もあります。

周囲に相談しても

「趣味があるだけいいじゃない」とか
「しんどいならやめればいい」と一蹴されてしまって
悩みは解決されないまま。

一人で抱え込んでどんどん苦しくなってしまう・・・
なんてことも起こりがちでした。

せっかく見つけた楽しみが悩みの種になり、
いつの間にか嫌いになってしまったら
こんなに悲しいことはありません。

では、絵を描くのがつらくなるはどんな時でしょうか。

私の場合で考えてみると…

  • 頭でイメージしたものが描けない
  • 描いても描いても上達しない
  • 人と比べてしまう
  • 他人の評価が気になる、落ち込む
  • 描きたい絵が分からない

細かく書いて行くとキリがないのですが…
大きく分けるとこんな感じです。

辛くなることはいっぱいあるけれど繰り返しているうちに
私はあるパターンがあることに気付きました。

パターンに気付くことで辛さが完全解消!とはいかなくても
ツライと感じる期間が短くなったり、深く落ち込むことが少なくなったり
気持ちがマイナス方向に向きにくくなりました。

それがどんなものか
以下で具体的にお伝えしていきますので
自分の辛さのパターンはどれにあてはまるか、
考えてながら読み進めてみてください。

その辛さ、どっちに向いてますか?

絵を描いていて起きる辛さにはパターンがあると書きましたが
それがどんなものかというと

それは、問題の方向性です。

描きながら辛くなることはいっぱいあるけれど
方向は2つ

問題が自分に向かっているか、他者に向かっているか
ということです。

上で挙げた5つで見てみると

自分へ向かっている問題は…

  • 頭でイメージしたものが描けない
  • 描いても描いても上達しない

他者に向かっている問題は…

  • 人と比べてしまう
  • 他人の評価が気になる、落ち込む
  • 描きたい絵が分からない

となります。

この方向というのは、絵を描く時に起きる葛藤や問題に対して
自分を主体にしたものか、他人が主体になっているかで
対応の仕方が違います。

では、自分が軸になっている問題と他者が軸になっている問題では
それぞれどのようなことが原因となのでしょうか。
対処法も一緒に次でまとめていきます。

自分を軸としている問題と対処法

これは自分の現在の状態を客観的に見て
絵を描くための技術について足りないと感じていることから
起きる問題と捉えることができます。

当たり前のことですが
絵は描かなくては上達しませんよね。

稀に幼いころから芸術的な作品を描けてしまう人がいますけど、
それはほんの一部の天才と呼ばれる人達です。
その天才達も努力を続けたからこそ、
今私たちが目にできている有名な絵や作品を残すことができたんです。

私はもちろんこと、ほとんどの人が
どれだけ描いたか、絵に向き合うか
描く技術力や絵の表現力は違ってくるものです。

この問題は時間はかかるかもしれませんが
そもそも絵を描くことが好きで、描いている時間が楽しいと感じられる人なら
諦めずに継続すれば成果は得られるものですので焦らなくても大丈夫です。
1つずつ取り組んでいきましょう。

頭でイメージしたものが描けない

描きたいものはあるし、頭にはイメージも浮かんでる。
でもいざ描こうとすると描けない。

こういったことは実際よく聞きますし、
私の場合だと、手がそうでした。
(正直に言うと今でも得意ではありません…)
こんな風に描きたい!と頭の中にはあるのに
いざ鉛筆を動かすと上手く表現できないんですよね。

この原因としては

・物をよく見ていない
・描いている量が少ない
・得意、または描けるものばかり描いている


と言ったことが考えられます。

この対処法としては

・観察力を身に着ける
・沢山のものに実際に触れて情報量を増やす
・同じ角度や方向だけでなく目線の位置や距離を変えて描いてみる

以上のようなことが言えるのはないでしょうか。

「描く」というのはいかにそのものを「知っている」かです。
「描けない」のはつまり「知らない」ということ。

実際に触れてみることができるもの出れあれば触ってみる、
角度を変えて見てものの形を知る。
そうして観察しながら情報量を増やすことで
「知っている」「描ける」に繋がっていきます。

私の例で言えば、描きたい手の形を実際に鏡の前でやってみる。
更に写真に撮って何度も確認しながら描く。といった具合です。

実際に触れることができないものであれば、写真などの画像でも構いません。

出来るだけ具体的に「描きたいもの」「描けないもの」を意識して
描くようにしてみましょう。

描いても描いても上達しない

周りを見ると、自分よりも上手な人ばかり。
それに比べて自分はいくら描いてもなかなか上達しない。

もしかして、自分は絵を描くのに向いていないんじゃないか…
自信を無くしてしまう時ってありますよね。

そんな風に感じてしまっている場合、
考えられる原因としては

・視野が狭くなっている
・上手く描こうと意識しすぎている
・「練習」を繰り返している

と言ったことが可能性として考えられます。

この対処法としては

・絵と(時間・物理的に)距離を取る
・失敗したと思っても最後まで描き切る
・「練習」なし!すべて「本番」として描く

これらのことを実践してみるのが有効です。

絵を描いていると夢中になるあまり、主観的になる傾向にあります。
主観的になりすぎると、細かい所に目が行ってしまって
描いてる形や絵全体のバランスが崩れがちになります。

それを防ぐためには、目(脳)を一旦リセットする必要があります。

・描いてる時は定期的に絵から離れて全体を見る。
・スマホで絵を撮って強制的にリセットをかける。
・下絵が描けた後、すぐに着色や描き込みをするのではなく
 1日~数日は触らず寝かせておく。

絵と距離を置くことで目はリセットされて客観的に見られるようになるので、
狂いが起きている場合に修正が可能になります。
描き上げた後で「しまった…」といったことが減るわけです。

それから、上手く描けないからと言って途中でやめてしまったり
上手くなるまでは・・・と練習ばかりしていると
「これは練習だから」とどこかで言い訳する自分が出てくるものです。

練習ではなく、誰かに見せるつもり、というか
実際に誰かに見てもらってもいいと思います。

描く時は常に「本番」として絵を描き切りましょう。

その時の自分の100%かそれ以上の力を出し切る!

と思って描いた絵と、途中で諦めたり練習で終わらせた絵では
絵に対して向き合う気持ちに圧倒的な差が出るので成長の度合いは雲泥の差です。
100枚練習するくらいなら、1枚を全力で描き上げましょう。

他者を軸としている問題と対処法

ここからは自分が軸となっている問題と違って
絵の技術の問題ではなく、主に他者の存在によって起きている内面の問題です。

人の目を気にするあまり、自分がどうしたいのか
気持ちが迷子になってしまうんですね。

こういったことはどれだけ絵が描ける人であっても起きてしまうことですし
それ自体は悪いことではありません。
なぜなら
他者の存在があることでモチベーションが上がって
創作意欲が沸いたり、技術を上げる原動力にもなるから
です。

しかし、これを呼んでくださっている方はツライ状態にあると思うので
他者の存在がマイナスに働いている場合で話を進めていきます。

人と比べてしまって自信が持てない

向上心がある人であればあるほど
他の人の作品を見て自分の絵の参考にしたり、イメージを膨らませたりするでしょう。
楽しく前向きに描けていれば問題ないのですが、
思うように描けないと人と比べてしまって辛くなることがあります。

ダニング・クルーガー効果というのをご存知でしょうか。


上は心理学者のダニングとクルーガーがおこなった実験結果の表です。

これからわかることは、人は理解度が低い状態では自分を過大評価しがちで、
理解度が高い状態にあると自分を過小評価する傾向にあるということです。

人って他人に厳しく、自分に甘くなりがちですよね。
これは心理学的な効果のよるもので誰にでも当てはまることです。

ダニング・クルーガーの効果曲線による習熟度と自信の度合いの変化


絵を描き始めた頃は自分の絵に自信を持っていても、
描き続けていく中で他の人の作品と比較する経験をすると
自分の実力を客観視できるようになります。

絵が上手い人は探せばいくらでもみつかりますからね。

すると、最初に持っていた自信は失われていきます。
描いてきた分だけ上達しているのに、です。

つまり、自信がないという状態は経験を重ねて、
客観的な目が養われた結果だということです。

つまり、今苦しいのは確実に成長している証拠

諦めればこれ以上辛い思いをせずに済むかもしれません。
でも、続けていけばその経験は実力となって
本当の自信につながっていきます。

以上のことから、
性格による部分も含まれるのでこれが全てとは言い切れませんが
原因は

成長過程の中で客観的な目が養われたことで起きる自分への過小評価

ということが言えます。

対処法としては

人と比べるのではなく、過去の自分と比べる
出来ることに集中して小さな成功を積み重ねる

です。

人の脳は何かと何かを比べるように出来ているんだそうです。

望まなくても脳が勝手に比べてしまうのなら
比べる対象「敵わない他人」から「過去の自分」に変えてみましょう。

ではここで
試していただきたいことがあります。

やってみて!

①絵を描き始めた頃の作品と、一番最近描いた絵を用意してください。
 描き始めた頃の絵が手元になければ、用意できる一番古いもので構いません。
②次に、2つの絵を横に並べてください。
③並べたら、一歩下がってみましょう。
④出来るだけ客観的に、他の人の絵を見るようにして両方の絵を見比べてみてください。
※ポイントはちょっと離れて見ることです。

どうでしたか?

全く同じでしょうか。

これまで描く事を楽しんで来られた人であれば
何かしら違いや進歩を感じられるはずです。

その違いこそが上達している証拠ですから大丈夫!
他人は他人。
疲れてる時は休んでもいいです。

自分ができること、出来ていることに目をむけて
一つづつ積み重ねていきましょう。

他人の評価が気になる、落ち込む

これは描いた絵をSNSなどで不特定や数の人が見られる場に
公開している人が陥りやすい悩みかなと思います。

私自身が一時期、フォロワー数や作品に付くいいねの数を
過剰に意識してしまって実際にこの状態になっていました。

心理学では人が動く元になる力を欲求というのですが
その一つに承認欲求というものがあります。

この承認欲求というのは誰もが持っている誰かに認められたいというもので、
他人の評価が気になる、落ち込む状態にあるときは
他の人に求める承認欲求が思うように満たされていない
と言えるんですね。

SNSはフォロワーやいいねといったものが目に見える数で表されて
客観的に判断できる仕組みが出来上がっているので、
他人からの承認欲求を満たす条件が整えられています。

SNSの中で承認欲求を満たそうとすると、投稿数が増えたり、
頻繁にチェックせずにはいられなくなって
SNS依存症になってしまう可能性があるので体にも精神的にもよくありません。

一番の解決策は
承認を満たそうとしている場から離れること。

つまり、SNSであればSNSを辞めることになるのですが
今の社会でSNSを生活から完全に切り離すのって
正直、現実的とはいえませんよね。

SNSの存在はこれまで繋がることのできなかった人とも
コミュニケーションが取れるようになって、視野が広がると言った
プラスの面も多く含んでいるので上手く付き合って行く方法を
考えるのが良さそうです。



そこで考えられる対処法としては

・合わない人、批判してくる人とは距離を置く。
・気持ちや立場を共有できる人と過ごす。
・夢中になれることを見つける。

です。

社会生活を送れば、様々な人と関わることになりますが
SNSではその範囲は比べ物にならないほど広がります。
そして、基本的には会うこともなく、名前すら知らない状態で繋がるので、
関わる人がどんな人かは実際のところ全く分かりません。

同じ思いを共有したり、SNSでなければ知り合えない人と繋がる
貴重な経験を得る機会もあります。
しかしながら残念なことに、中には人を批判したり攻撃するような人もいるので
自分と考えが合わないと感じる人とはブロックやミュートをするなどして
距離を置くようにした方がいいでしょう。

せっかく出来た繋がりを絶つのは気が引けるというのもわかります。
でも、自分の気持ちを抑えて付き合いを続けてもつらくなるばかりです。
付き合う人、コミュニティを変える。
自分のアカウントを思い切って変えてみるのも方法の一つです。

自分を大切にしつつ、相手のことも尊重できるコミュニティで発信をすることで
波長の合う人と繋がりが持て、徐々に気持ちも落ち着いていきます。

そして、好きなこと、夢中になれることが他にもあれば
他のスキルが上がることで自信がついて、
自分で自分を承認できるようになるので
他人の目が気になったり、SNS上の人間関係で悩んでいる方にはおすすめです。

描きたい絵が分からない


他人の評価を意識するあまり、トレンドに飛びついたり
人気のある作者のタッチや作風を真似て描き方を変えていると
いつの間にか自分が本来描きたかったものや
本来持っている個性を見失ってしまうことがあります。

私の場合、作風の違う画家やイラストレーターの作品を沢山見ることで
インスピレーションを得たり創作の参考にしているのですが
自信を無くした時は自分の画風が分からなくなって
一時期絵を描けなくなってしまいました。

このような状態は

・描くことに疲れている
・絵の題材となる情報量が枯渇している状態

と言ったことが原因として考えられます。

この対処法としては

「描く」から離れてみる
・自分の中の情報量を増やす

・描きたくなったらとにかく描いてみる

何を描いたらいいか分からない、描きたいものが分からない
という時はとにかく「描く」から離れたところに身を置きましょう。

まず、疲れているなら休む。

ただ描けないというのであれば、いろんなものを見たり経験したりしましょう。

映画を観る、ゲームをする、スイーツを食べにでかける、推しを推す!
何でもいいです。
好きなことをして「充電」するんです。

特に新しいこと、経験したことがないことやものに触れるのは
刺激になるのでおすすめです。

しっかり充電出来れば、自然と「描きたい」が
戻ってくるものです。
逆に、そういう気持ちが戻るまでは描かないでください。

戻ってきたら、その時はメモ帳だろうがノートだろうが
描ける場所があったら描いてみましょう。

「楽しい」を感じたり、「時間を忘れる」ほど夢中になれたら
もう大丈夫です。

最後に

沢山の事を書いて来ましたが
悩みを抱えて、このブログにまでたどり着いた方は間違いなく
問題を解決するための努力をされているということです。

ですから、
何よりもまず頑張っている自分を褒めてあげてください。

何事も続けることが一番難しいものですし
続けて行く中で同じ問題で繰り返し悩んだりもします。

ここで求めている答えが見つからなかったとしても
人はそれぞれ他の人にはないものを持っています。
自分にしか表現できないものが必ずあります。

これを読んでちょっと心が軽くなったとか、
気持ちが前に向くきっかけになったら嬉しいです。

つむり
つむり

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