講師を務めさせていただいているカルチャースクールの
チラシに掲載する実例作品として描いたものです。
柔らかな光と毛並みに青い瞳が対照的な猫ちゃん。
クールな印象の中にも愛らしさが感じられて
描いてみたいと思いました。
今回は撮影用のスマホスタンドいう武器(違う)を得たので
鉄筆を使った毛並みの描き方や色塗り工程の一部を
テストを兼ねて撮影もやっています。
まずは下描き。
見本の画像はグリッドを画像加工ソフト(Photoshop)で
加工、プリントしています。
今回使用した紙はA4ケント紙。
シャーペンを使って定規で線を3cm幅で縦横に引いてから
下描きをしています。
下描きはトレースした方が圧倒的に速いし正確なので
講座に来られている生徒さんにはトレースで進めていただいてますが
今回は見本の写真を見ながら描きました。
(模写する場合はグリッドは引かずに描きます)
上の写真で手に持っているのが鉄筆です。
最初は上のページでも紹介しているバンコの100番で試したのですが
私の筆圧が弱いのか、紙質が硬いのか
思うようには跡が残りませんでした。
写真下の学生時代から持っているもの(メーカー不明)
が芯先が太くて今回の絵のサイズには合っていたので
途中からはこちらを使って描いていきました。
お試し撮影動画
ただチマチマと毛並みを描いているだけですが(汗)
毛のハイライト部分を塗らずに描き進めるよりも
圧倒的に楽で早い!そして楽しい‼と思いながら塗ってます。
動画にも映っていますが、今回使った色鉛筆は
○○年前に私が学生の頃に購入した
ダーウェントのSUTUDIOという油性色鉛筆(72色)です。
年季が入ってるのが分かりますよね(笑)
学生が買うにはなかなか高価な買い物でした。
パッケージは変わっていますが今も販売されているものです。
個人的な感覚ではありますが
芯は硬めで、その分細部の描き込みが出来る上に
グラデーションの表現がしやすい色鉛筆です。
優しい色味で表現できるところが気に入っています。
お気に入りといえば、
動物や人物を描いていて私が一番楽しいと感じるのが眼です。
目は口ほどにものを言うといいますよね。
同じ人物や動物でも、その時の感情や環境によって見え方は様々で
被写体はどんな状況で何を思っているのか、想像力が掻き立てられます。
今回の猫ちゃんに惹かれた一番のポイントの
青い眼を塗っていく過程を一部タイムラプス動画に残したので
貼り付けておきます。
眼に色が入ると一気に存在感が上がりますよね。
魂が入っていくような感覚がまた好きだったりします。
動画の撮影も楽しかったのでこれから増やしていけたら
いいなと思います。
最後に、色塗りの過程をまとめました。
鉄筆を使うまでと比べると半分くらい?の時間で
描き上げられるようになったのは大きいです。
次は何を描こうかな~
最後までお読みくださってありがとうございました!
コメント