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【画材】画家が使う鉛筆おすすめブランド3選

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鉛筆って誰もが子供の頃から使い慣れた
存在ですよね。

その鉛筆、プロの画家やイラストレーターは

どのようなものを実際に使っているか
ご存知ですか?

鉛筆画やデッサン初心者の方にとって
参考になれば幸いです。

最も身近な画材、鉛筆。

プロが描く絵といえば、水彩アクリル
油絵などの絵の具を思い浮かべる方が
いらっしゃると思います。


また、色鉛筆パステルは多くの方が
手にした経験があるはずですし、
デッサンの経験がある方なら、
木炭コンテを使ったことがあるかもしれません。


しかし、何といっても鉛筆ほど馴染みのある
ものはないですよね。


絵を描く事は手元にある鉛筆でももちろんできます。


しかし、更にデッサン用のものを持っていると
鉛筆画として作品に仕上げることも可能になるほど
表現の幅が広がります。

こちらでは、画材としての鉛筆について紹介していきます。

uca.
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素材やメーカーの違うものを試して
自分好みの鉛筆を見つけるのも楽しいと思いますよ。


芯の硬さと濃さ

uca.
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鉛筆は表記されている文字で硬さと濃さが分かります。
Hの数字が大きくなるほど硬く
Bの数字が大きくなるほど軟らかくなります。

鉛筆は紙との相性もありますが、
硬さや軟らかさが強い鉛筆ほど紙を痛めやすくなります。

更に一定量描き重ねると、性質上
その上から更に描き重ねるのは難しくなります


デッサンなどを始められる方も
初めは3B~3Hの硬さのものがあれば十分です。

同じメーカーの鉛筆でも硬さや濃さ、
芯の素材によって特徴があります。

いきなり買い揃えるよりも
まずは描き心地などの違いを試してみて、
慣れてきてから少しずつ種類を増やしていけば大丈夫です。

芯の素材の違い

uca.
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鉛筆の芯の素材にも種類があるのをご存知でしょうか?

大きく分けて、普段字を書く時に使う鉛筆と同じ素材のものと、
画材専用のものがあります。

具体的にどんなものがあるか上げてみます。

グラファイト鉛筆

基本的に鉛筆と言えばこれにあたります。

グラファイト(graphite)は黒鉛、石墨と訳されて、
ダイヤモンドや石炭の仲間で炭素で出来た天然鉱物です。

これを粘土(最近は樹脂のものもあるそう)等と
混ぜ合わせたものを形を整え、焼いて芯が作られます。

グラファイトの分量が多いものはB系になり、
粘土の分量が多いとH系に硬度が変わります。

描き心地は滑りがよく、なめらかで初心者の方から
プロの方まで幅広く使われています。

種類も豊富なので用途に合ったものが探しやすいのもメリットです。

色は鉛色に近い黒色をしています。
性質は反射しやすくテカテカと光ります。

カーボン鉛筆

主に木炭粉と黒鉛、オイルワックスを配合して作られます。

木炭が配合されているのでグラファイト鉛筆よりも
黒さが濃くマットな印象になります。

描き心地は木炭に近く、ガサガサとしていて
紙への定着力が強いので手が汚れにくくなっています。

また、濃淡の調節がしやすいので、
グラデーションの表現がしやすいのが特徴です。

色は深みのある黒色をしています。
性質は反射しにくくマットな仕上がりになります。

チャコール鉛筆(チャコールペンシル)

木炭粉と粘土を配合して作られます。

水溶性という特徴があります。
(鉛筆の形をした木炭と考えていいと思います。)

他の鉛筆と同じく木で包んだものの他に
紙で包んだものがあり、色も白や茶色のものもあります。

描き心地は木炭とほぼ同じでガサガサとした印象で
主に木炭デッサンの補助として使われることが多い画材です。

紙への定着力が強いので簡単に消すことはできません。

また木炭程ではないものの、脆く折れやすいので
扱いには注意した方がいいでしょう。

色は木炭の滑らかで深い黒色をしています。
性質はカーボン鉛筆と同じくマットで光を反射しません。

ダーウェント
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uca.
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例えば、デッサンでは
“見る”と“描く”を行ったり来たりして、
描いた線を何度も修正しながら仕上げていきます。

デッサンを始めて間もない方には
折れにくく、消すのが容易な
グラファイト鉛筆が適していると思います。

クロッキーやスケッチ、またデッサンに慣れてきて
色の濃さや質感の違いを楽しみたい方は
カーボン鉛筆を試してみると面白いと思いますよ。

オススメのメーカーとブランド

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鉛筆はメーカーやブランドによっても
芯に使われている素材が違っていたり、
値段もさまざまです。

ここでオススメの鉛筆をいくつか
ご紹介しますね。

三菱鉛筆

鉛筆などの筆記用具だけでなく文房具全般を扱っている
1887年(明治20年)創業の国内の老舗メーカー。

uni

普段絵を描かない人も一度は手にしたことが
あるのではないでしょうか。

何といっても手に取りやすい価格でありながら
芯はしなやかで折れにくく、
軸に使用されている木材も上質で、
デッサン初心者の方や数が必要な学生から
プロまで幅広く使われている定番のデッサン用鉛筆です。

質感は軟らかめで筆圧の弱い方でもしっかりと筆跡を残せます。

・販売価格(税込)/1本:109円
・硬度(数):9H~6B(17)
・芯:グラファイト

1ダース

uni(三菱鉛筆)
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Hi-uni

名前の通りuniのハイグレード版です。

芯の材料と製法と木材にもこだわって作られているようで
価格はuniよりも高くなりますが、
その分しなやかで滑らかな書き心地で
多くのプロの方が使われているデッサン用鉛筆です。

硬度の種類も幅広く用意されているので、
uniにない硬度を試してみたくなったら
こちらを買い足すところから慣れていくのもいいかもしれません。
質感はuniと同じく軟らかめです。

・販売価格(税込)/1本:165円
・硬度(数):10H~10B(22)
・芯:グラファイト

三菱鉛筆
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ステッドラー

製図、筆記用具でよく知られている1835年創業のドイツの老舗メーカー。

マルス ルモグラフデッサン用鉛筆

硬度の種類が豊富で最多の24!

芯の質感はuni、Hi-uniと比べるとかなり硬めな印象で、
製図や絵の細部の描きこみだったり、
細密画を描くのに適しています。

芯が硬い分減りが少ないので
削る回数が少なくて済むかもしれません。

折れにくく滑らかな書き味です。

お値段は高くなりますが筆圧が高く
軟らかめの鉛筆では物足りない方や、
他のメーカーにはない硬度を試してみたい方に
おススメです。

・販売価格(税込)/1本:176円
・硬度(数):10H~12B(24)
・芯:グラファイト


マルス ルモグラフブラック描画用鉛筆

芯はカーボン製で硬めで少しザラっとした描き心地です。

芯粉がほとんど出ないので紙が汚れにくいですが、
カーボンの性質上紙への定着性が高い分消しゴムで
消えにくい印象です。

力の入れ加減で幅広いグラデーションを表現できるのと、
木炭のようにマットな質感でグラファイト鉛筆よりも
濃い黒で描画できるので鉛筆独特のテカりを気にせず
描くことが出来ます。

ただ、他と比較してもかなり高めのお値段なので、
カーボン鉛筆の特性と併せて考えて
用途を選んで使うことをおススメします。

・販売価格(税込)/1本:220円
・硬度(数):HB、2B、4B、6B、7B、8B (6)
・芯:カーボン


ファーバーカステル

私にとっては色鉛筆のイメージが強い
1761年創業のドイツの老舗メーカー。

カステル9000番鉛筆

芯は適度な硬さで描き心地はとても滑らかで描きやすく、
多くのプロの方にも使われているとても人気のあるブランドです。

芯と木軸を全面接着させる方法で作られていて
非常に折れにくくなっています。

安い!…とは決して言えませんが
デッサンに限らず絵を描く人なら持っていて損はないと思います。

・販売価格(税込)/1本:165円
・硬度(数):6H~8B(16)
・芯:グラファイト

uca.
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例えば、使う頻度の高い中間質前後の硬度は
uniの鉛筆をダースで買って、
他は違うメーカーやブランドを試しながら
単品で少しずつ買い揃えて行くのも
いいかもしれませんね。

つむり
つむり

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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