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アラフォーで沼落ち。推し活を続けた主婦の末路

uca.
uca.

新しいことを始めたり挑戦する時、
誰にでも何かしらきっかけがあるんじゃないかなと思います。

私にとってはそれが推し活でした。

「もう絵を描くことはない」

そう思っていた主婦がもう一度絵を描き始めたきっかけと
そこから起きたことを書いてみました。

気付いた時には底なし沼に落ちていた!

趣味で絵を描く方は多いと思います。


では、
趣味になったきっかけは何ですか?


と聞かれたら
私は迷わず推しです!
と答えます。



推しという言葉は最近ではテレビでも取り上げられるようになりましたが


個人的に応援したり、気に入っている対象(人や物)
意味します。


私にとっての推しはあるアスリートです。
(名前は・・・控えておきます)



きっかけとなったのはスポーツの大きな祭典。



存在はそれ以前から知ってはいましたが
下の子が産まれたばかりでテレビを観る機会もあまりなく

凄い子が出てきたな~

という程度でした。


それが

テレビで繰り返し流れる映像を観ているうちに
どんどん気になりだして


その人がどんな人物なのか
これまでどんな活躍をしてきたのか
ネットで調べたり
動画を観るようになっていきました。


夜な夜な動画巡りをして
気付けば数時間!!


夜が明けてた・・・なんてことも。

それでは満たされず、
アカウントを作っただけで放置していたSNSで
情報を集めるようになる頃には
すっかり抜け出せなくなっていました。

世に言う


沼落ち


という状態でした。
沼落ちとは


某アイドルグループにハマったのは遠い昔(笑)。

お気に入りのミュージシャンや俳優はいましたが
特に子どもが生まれてからは子ども最優先の生活をしていたので
まさか自分の生活が大きく変わっていくなんて
思いもしませんでした。

渇望!

意識し始めると
それまで見てこなかったものが
見えてきて気になってしまうもので

ネットの中だけでなく

推しが取り上げられている雑誌や、著書も
目に止まるようになりました。

人間って欲深いものですよね。

欲しい新しい情報が手に入ると

もっと!

もっと!
と思うようになるんですよね。



そうして毎日一人で情報を追っていると
あるところで限界がやって来ます。

知り得る情報量に自分の知りたい欲が勝ってしまう時が。


物足りない。

心の潤いをもたらす情報という水の
供給が足りなくなる状態。

心の砂漠化です。

日に日に干上がって行く満たされない気持ちを
どこに持って行けばいいのか・・・



ある日もう何度も読み返した雑誌を
眺めていると

描きたい‼

自分の内側から声が聞こえてきました。


すぐにでも描き出したい衝動を何とか抑えて
夫と子どもが寝静まるまで待ちました。


やっとその時が来るともう止まらない(笑)

画材なんて押し入れの奥に仕舞い込んで
何もない状態でしたから
手近にあったキャンパスノートとシャーペンをつかんで

雑誌に載っている推しの写真を見ながら
寝るのも忘れて朝まで描き続けました。

理由はただ、勇気がなかっただけ。

絵を描くと
私は誰かに見てもらいたくなります。

小さい頃からそうしてきたからかもしれません。


ただ、当時はまだ(今は周知)
私が推しにハマったことは家族の誰も知りません。


ましてやその人の絵まで描いてるなんて
自分からは言い出せませんでした。


今見返すと完成度の低い絵。
だけどその時はそれが精一杯。



誰かに見てもらいたい。



思いついたのはSNSに投稿することでした。

SNSなら匿名で自分だと知られずに
自分の知らない人と繋がることができます。



しかし、私は人見知り。
それも強度の



恥ずかしさとどんな反応が返ってくるか(こないか)の怖さで
誰にも話しかけられなくて
情報を収集するだけのTwitterのアカウントの
フォロワー数は


ゼロ(汗)。



そんな誰も見ることのないアカウントで


スマホで撮影した絵の画像を
張り付けて投稿し始めたのでした。

推しがいればなんでもできる!

ファンの熱量によるものなのか
同じ思いでいる人に対する優しさか
もう何年も前のことで詳細は覚えていませんが

私の絵を見つけて声をかけてくださる方が現れて
少しづつ繋がりができて行きました。


推しが出場する試合に出向いたり
イベント事や

いわゆる聖地巡礼…?

のような推し活と呼ばれる活動をするようになると

一人で知らない土地にも行けるように
なっていきました。


仕事と友達との約束以外は
基本的に夫や子ども達と一緒でなければ
外出しなかった私が!
です。


絵も描く頻度は高くないながらも
投稿を続けてInstagramやFacebookなど
場を広げて行くうちに

海外の方からも声をかけてもらえるようになり
やりとりする機会も増えて
友人と呼べる人まで出来ました。


英語なんて全くできない私がですよ


辞書や翻訳アプリを使っての文字上とは言え
見ず知らずの、しかも日本語以外の言葉で
誰かと会話をするなんて!


それまでの私には全く想像もできなかった
ことばかり。


これは私の力などではなく
推しがいかに世間に認知されて支持をうけているか
ということなのですが

私は推しに出会えたおかげで
存在すら知らなかった世界を知り
絶対に越えることは出来ないと思っていた(思い込んでいた)
壁を乗り越えることができたのは事実です。


それも
案外アッサリと。


もし


私が推しに出会わなければ
こうしてブログを描くなんて未来は
拓けなったと思いますし


ましてや海外に友人と呼べる人ができる
なんてこともなかったでしょう。

今、

「自分には何もない」

と思っていた昔の自分に伝えられるなら



大丈夫だよ‼
これから知らない自分を見つける
ものに出会えるよ!


と伝えたい。


もし以前の私のように「自分には何もない」と思っている人がいたら、
そして奇跡的にこのブログにたどり着いてくださったとしたら
私の大好きな言葉をおくります。

人間、今が一番若いんだよ。明日より今日の方が若いんだから。
いつだって、その人にとって今が一番若いんだよ。

『大往生』著者:永六輔



40歳を越えて社会的に何の取り柄もない
どこにでもいる主婦だった私にも
変化は起きました。

どんなに不可能に思えても
視点を変えれば違って見えてくるもので

誰だって可能性はゼロではないのですから!

つむり
つむり

最後まで読んでくださって
ありがとうございました。

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